2015年7月23日木曜日

環境とベジタリアン 世界の動向 - シリーズ2 各食品のWF(ウォーター・フットプリント)

Environmental Magazine の最新号(2015年5月6月合併)から抜粋

食物を生産するのに、どれだけの量の水が必要かを計算したのが、
WF(ウォーター・フットプリント)です。



WF(ウォーター・フットプリント)が低いほど、
環境に対する負担が少なく、その食品はエコだと言えます。

以下の通り、動物性の食品が上位を占めています。

各食品のWF(ウォーター・フットプリント)



1トンの生産に必要な水(トン)
1カロリー当りの水量(リットル)
たんぱく質1グラム当りの水量(リットル)
牛肉
15,415
10.19
112
羊肉
8763
4.25
63
豚肉
5988
2.15
57
バター
7692
0.72
0
鶏肉
1440
3.00
34
3265
2.29
29
牛乳
1020
1.82
31
ナッツ
9063
3.63
139
豆類
4055
1.19
19
植物油
2364
0.81
16
穀物
1644
0.51
21
果物
962
2.09
180
イモ類
387
0.47
31
野菜
322
1.34
26

カロリーベースで、牛肉は穀物やイモ類の20倍以上の水を必要とします。

面白いのは、たんぱく質ベースでも、牛肉は穀物やイモ類の4~5倍の水を必要としています。
たんぱく質から見ても、牛肉は特にWFの効率が悪いのです。